宮部みゆきさんの執筆された作品を紹介しています。
真犯人Xは生きている―。
網川は、高井は栗橋の共犯者ではなく、むしろ巻き込まれた被害者だと主張して、「栗橋主犯・高井従犯」説に拠る滋子に反論し、一躍マスコミの寵児となった。
由美子はそんな網川に精神的に依存し、兄の無実を信じ共闘していたが、その希望が潰えた時、身を投げた―。
真犯人は一体誰なのか?
あらゆる邪悪な欲望を映し出した犯罪劇、深い余韻を残して遂に閉幕。