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宮部みゆきさんの執筆された作品を紹介しています。


あやし


あやし

あやし
【発売:2003年4月】

その話が、どういうふうに終わるのか、おまえは、ちゃんと聞いたのか?

どうしたんだよ。
震えてるじゃねえか。悪い夢でも見たのかい……。
月夜の晩の本当に恐い恐い、江戸ふしぎ噺――。

著者渾身の奇談小説。

十四歳の銀次は木綿問屋の「大黒屋」に奉公にあがることになる。
やがて店の跡取り藤一郎に縁談が起こり、話は順調にまとまりそうになるのだが、なんと女中のおはるのお腹に藤一郎との子供がいることが判明する。おはるは、二度と藤一郎に近づかないようにと店を出されることに…。
しばらくして、銀次は藤一郎からおはるのところへ遣いを頼まれるのだが、おはるがいるはずの家で銀次が見たものは…。(「居眠り心中」)月夜の晩の本当に恐い江戸ふしぎ噺・九編。


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