【発売:1999年2月】
鎌倉末期、備前長船で生まれた剛刀「のきばしら」。足利将軍斬殺という嘉吉の乱を引き起こし、千利休の手により石灯籠を斬る。やがて江戸時代、転生した娘とともに質屋夫婦の命を救い、幕末には“人斬り”岡田以蔵の手に渡る。維新動乱のなかで女剣士の仇を討って、ついに終戦前夜の皇居に現れる…。 鎌倉末期に作られた名刀「のきばしら」をめぐる、鎌倉時代から第二次大戦までの7つの物語。中村隆資、鳴海丈、宮部みゆきら7人の気鋭が、一振りの剣に最高の舞台を与える、空前のリレー小説。 |
小説家。
1960年12月23日東京都江東区深川生まれ。
法律事務所勤務ののち、小説家に。1987年、オール讀物推理小説新人賞を受賞した短編「我らが隣人の犯罪」でデビュー。
以後、『龍は眠る』(日本推理作家協会賞受賞)『火車』(山本周五郎賞受賞)『理由』(直木賞受賞)『模倣犯』などのミステリーや、『本所深川ふしぎ草紙』(吉川英治文学新人賞受賞)『ぼんくら』などの時代小説で人気作家となる。
著書に『我らが隣人の犯罪』『レベル7』『龍は眠る』『本所深川ふしぎ草紙』『火車』『蒲生邸事件』『理由』『模倣犯』『R.P.G.』等の作品がある。
また、宮部みゆきさんは無類のテレビゲーム好きとしても知られており、『ドリームバスター』『ブレイブ・ストーリー』などファンタジー小説もある。
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